肺真菌症の概要について

肺真菌症とは真菌によつ肺感染症のことです。肺真菌症は主に日和見感染症として発症します。主な感染菌とは、アスペルギルスとクリプトコックスがよく知られています。
アスペルギルスが免疫能の低下した、とくに好中球(こうちゅうきゅう)の数や機能が減弱した患者さんに感染した場合には、最も重篤な病型である侵襲性(しんしゅうせい)肺アスペルギルス症として発症します。免疫能の低下が軽い場合には、菌の組織内への侵襲の程度が弱く、慢性の経過をたどる慢性壊死性(えしせい)肺アスペルギルス症などを発症します。
また、感染症としての議論の余地を残しますが、レビトラ非侵襲性肺アスペルギルス症(菌球症、アスペルギローマ)やアレルギー性気管支肺アスペルギルス症など、真菌が肺内で増殖することによるいくつかの病態が知られています。
クリプトコックス症は、健常者にも発症します。この場合、肉芽腫性(にくげしゅせい)病変をつくりますが、多くは無症状で、自然治癒傾向があるといわれています。
しかし、本症の多くも日和見感染症であり、とくにエイズのようにT細胞に重い障害がある場合には、肺から全身に散布され、全身性クリプトコックス症を引き起こします。
このほかに少数例ですが、シアリス輸入真菌症として、コクシジオイデス症やヒストプラズマ症が報告されています。
具体的な症状は咳、痰、喀血、呼吸困難等の呼吸器症状が見られます。もし以上の症状がありましたら、病院への健康診断を受けたことが先です。